はじめに
多くの楽器に関わり、様々な場所での音楽活動をしていますとたくさんの疑問に出会います。それを解決する間もなく、次のわくわくしたハテナが浮かんできます。音楽経験を通じて私の中で「旬」を迎える事柄もあります。それらの中から「これは皆さんと共有したい!」と思った事に、私なりの思索も加えて書き進めようと思います。不定期の書き上がりとなることはお許しください。
自分の言葉で綴って行きますので拙文ではありますが、ひと時おつきあい頂けましたら嬉しいかぎりです。
- 2022年11月25日(金)〈スクエアピアノ コンサート〉ご案内
- コンサートご案内のつづき
- コンサートに向けて少しずつ
- コンサートのご案内
- 音と楽譜と奏法と
- ピアノ練習の一助に
- 協奏曲の聴き方
- 楽器の個性を見分ける
- 音楽や楽器のツボを狙って
- 弦の張り方と響板の関係
- 譜読み=面白さの発見
- 子供の才能について~ピアノ教室から
- ベートーヴェンは弦を切りながら弾いた?
- 体全体で音楽になろう
- 音の聴きどころ
- 曲に物語をつけよう2
- 曲に物語をつけよう
- ピアノを円運動で弾く
- 初期ブロードウッド・ピアノを巡って(その2)
- 初期ブロードウッドのピアノを巡って(その1)
- ドゥシークの功績
- J.L.ドゥシークという人物
- ブロードウッド・ピアノ
コンサートのお知らせです!!!
2022年11月25日(金) 19:00~
山川節子の箱型洋琴シリーズ その2
〈スクエアピアノの味わい〉
場所:紀尾井町サロンホール
昨年に続き、今年もスクエアピアノのコンサートを行います!
楽しみがたくさんある会なので何から話していいのやら♡
とにかく私もワクワクしています!
まずは、楽器。
なんとスクエアピアノが2台。
どちらも1810年代にイギリスで作られた由緒ある楽器で大変美しい。
しかも、2台ともフィンチコックス楽器博物館に展示されていたものです。
1台はジョン・ブロードウッド社製、
もう1台はクレメンティ社製。
楽器それぞれの特徴や独特の音色の聴き比べも楽しいです!
何しろこの2台がともに並ぶのはとても珍しいことなので、
このチャンスをお聴き逃し無く!
そして、曲目。
J.L.ドゥシーク(ドゥシェックとも)とM.クレメンティのみに絞り、
1791年~1799年に的を絞って選曲しました。
フランスのマリー・アントワネットの許に居たドゥシークが
フランス革命の争乱から逃れてイギリスに渡ったのが1791年。
一方のクレメンティは既にロンドンで大活躍していた時期。
ともに楽譜出版、楽器製造、演奏、教育に携わり、
個性と才能を発揮した1790年代の二人。
その作品から、スクエアピアノの音で活き活きと表現できる曲を
選びました。
ドゥシーク/ カンツォネッタ、アデュー、ソナチネ、ソナタ Op.31-2、
クレメンティ/ フーガ、カプリッチォ、ソナタ Op.37-3
二人の個性、ピアノの使い方、19世紀に突入する時期の感性などに
興味を持っていただけたらと思います。
また、その後のベートーヴェンをはじめ、ロマン派の作品に見られるアイディアや試みが、
既にこの二人によって試され、盛り込まれているのがわかりますから
それを見つけながら聴いていただくのも楽しいでしょう。
とにかく、ご自分の目で確かめ、実際に耳で生音を聞かないことには
この面白さはわかりません。
是非是非ご来場くださり、体験してみてください。
どうぞよろしくお願い致します。
ご予約・お問い合わせは下記
までメール(一番確実です!)でお願いします
。
紀尾井町サロンホール
千代田区紀尾井町 3-29 紀尾井町アークビル1F
東京メトロ
・有楽町線「麹町」1番出口 徒歩4分
・有楽町線「永田町」9A、9B出口 徒歩4分
・銀座線・丸ノ内線「赤坂見附」D出口 徒歩10分
JR
・JR中央・総武線「四谷」麹町口 徒歩15分
・タクシーの場合は
「都市センターホテル」などの
近隣施設を目印にしてください。
・お客様用駐車場はありません。