1か月ほど前に、とりあえずコンサートのご案内を載せましたが、
詳しい内容と、少しずつコンサートへ向けて深まる様子を
書いて行きたいと思います。
《山川節子の箱型洋琴シリーズその1》
「クレメンティが作ったピアノで聴く~麗しのソナチネ~」
……200余年前にクレメンティが作ったピアノ
その音はこんなにも甘く切ない
あらためて味わうクレメンティの世界……
2021年11月12日(金) 19:00開演 (開場18:30)
紀尾井町サロンホール、全自由席5000円
クレジットでのご購入 https://setsuko-y.stores.jp
お振込みでのご購入とお問合せ concert123square@gmail.com
このホームページのお問合せページからも連絡可能です
演奏曲目は、ソナチネより、ソナタ33-1他、グラドス アド パルナッスムNo.53他、
J.Fieldのノクターンより、などです。
どれもこれもこのスクエアピアノにお似合いの曲です。
ソナチネと言うと思い出す、例の作品36-1ですが、
作品36は1~6の6曲で一つのセットとなっています。
これは、「introduction to the art of playing the Pianoforte」という
フォルテピアノの入門書の補稿として出版されたため、教育的な作品として扱われ、
私たちの先入観としても定着しています。
ところがなんとしたことか!!
私の楽器が日々進化していて、最近、驚きの世界が現れてくれました。
まさかここまでとは私も予想してもいませんでした。
まるで、無色透明の液体にリトマス試験紙を入れたらパッッッと色が変わった時のような、
クシュクシュにしたストローの紙袋に水を1滴落とした時のような……(笑)
いやいや、そんなちっぽけな驚きではありません。
目からうろこ、世界がひっくり返ったぐらいの驚きです。
活き活きとして、また優美に麗しい曲が、この楽器から立ち昇ってくるのです。
このソナチネをみなさんに味わってもらいたいなぁ……。
私と一緒に驚いてもらいたいなぁ……。
何度かお披露目しているこの楽器ですが、音はどんどん変化しているので、
今の音を是非聴いて頂きたいです。
私の中では、音楽はこの箱から産まれてくる、という気持ちです。
コロナ禍の最中に自主公演というのは勇気がいりますが、対策も施しつつ、皆様と共に力を合わせて行きたいと思っていますので、是非ご来場の程よろしくお願い致します。
紀尾井町サロンホール地図